小さいことにくよくよするな！ しょせん、すべては小さなこと /サンマ-ク出版/リチャ-ド・カ-ルソン

――と、改題した方が良さそうな内容でした。

何でも他人や環境や何らかのせいにしてイライラしてしまう人には、為になる言葉が多いと思います。

が、何でも自分のせいにして自分を責めてしまう、文字通りの「くよくよ人間」には響かないどころか却って逆効果となりそうな言葉も多々ありました。

例：「たいていは相手が正しい」――自信が無く自己肯定力の低いくよくよ人間は常に間違っているのは自分だと思ってしまうので、「相手が間違ってる事もあるんだよ」という言葉が欲しい。

そういう人間は別のカウンセリング本を手に取るべきですかね。

やりたい事は今すぐやれ、とか欲しい物より持っている物に意識を向けろ、とか普通に為になる言葉もありましたが、それはこの本でなくても出会える言葉ですし。

結局、一番心に響いたのはタイトルに添えられた「しょせん、すべては小さなこと」の一文です。

落ち込んだ時、この一言を呟くだけで、かなり気が楽になります。

（ちなみに、元々ハードカバー本が家にあったのに母がいつの間にか手放してしまったので、文庫本を購入し直しました。

母も当初から「当たり前の事ばっかり書いてある」とあまり心に響いていない様子でした。
←その「当たり前の事」を実践するのが難しいんですけどね！）

悩み深き上司に差し上げました。。。
喜んでおられました。

あんまり参考になりませんでした。
今実践していることばかりが書かれていましたね。

父親が亡くなる前に介護で苦しんでいたときのバイブルでした。
現実を直視するのに役立つため、今回は母親の介護をしている姉に贈ろうと買いました。
綺麗なのですが、日焼けしていてこの値段は少しお高いかもと思いました。

「人のためになにかする～こっそりと」「自分から先に手を差し出す」「「できない」と言うとできなくなる」「人のせいにするのをやめる」「人が投げたボールをすべてキャッチすることはない」「おせっかいをやくな」「今日が人生最後の日だと思って暮らそう」
これらは，人生を豊かに生きるための１００の戦略のいくつかですが，一つ一つが短いこともあって，実に楽ちんに「そうだよね」と読めました。
自分の身に起こるすべては，自分がどう意味づけるかで，どちらにでも転ぶんだよね。

読んでいて，見返りを求めない貢献とか他人の課題に踏み込まないなどアドラー心理学に通じるところがあったり，１００番目なんかは「明日死ぬと思って生きなさい。
永遠に生きると思って学びなさい。
」というガンジーの言葉を思い出したりしちゃいました。