この20年、我々の国が何をやっても経済成長しなかった理由や背景等が分かりやすく書かれています。経済指標などが理解出来ない読者でも理解しやすく書かれているのでアッという間に読了する事が出来ました。政治形態が完全に外資に乗っ取られてしまった状況で我々は生きていかなければなりません。また、我々が納めた税金を公務員が毎年全て使い切ってしまう事、本当に国民の為になる政策を打ち出す議員が何故か死に至る事等、様々な側面から記載されており読めば読むほど「あぁ、この中を生きていかなければならないのか。」と落胆します。恐らく、10年後、20年後の我が国はさらに過酷な状況に追い込まれているだろうと理解に至ります。明るい未来を信じる国民には余りにも残酷な内容です。ですが事実だと思ったので、準備出来る事は取り組んでいきたいと決心出来ました。 P52に「国民は馬鹿だから何をやってもいいという考え」と言う頁がありますが、私は「こんな風に国に扱われていて自分以外の国民は自尊心は傷つかないのだろうか？」と考えることがあります。私はニュースを見る度に個人的にも傷つきますし、同じ日本人がそんな扱いを受けているのを見て傷つく事があります。この感覚が確かな感覚だったかの答え合わせは10年後、20年後もしくはもっと先の未来になるのでしょう。