読みやすくて面白いと思います。子供より先に親が読んじゃいました。

これまで、大学での授業等を含めて（全然では無かったけど）なかなか分からなかった、日本と言う国の始まり的なお話が、非常に良く分かりました（五十四歳にしてついにです）。もしも三十年ちょっと前に、この本を読む機会が有ったならば二年続けて単位を落としてしまうとか、卒業出来るか心配とか、しなくて良かったかもしれません。 合わせて、おそれおおくも二重橋の向こうの・あの方がお母様とご一緒にお読みになっていた同じご本を、私も読めたと言う事がすごい！と、感じています。

子供の頃に大好きだった本です。 ふと思い出して探してみたら手頃な値段で一冊に纏まったのがある事がわかり、喜んで購入しました。 所々昔読んだものとは変更されていたり、絵が変わっていたり無くなっていたりしたのが少し残念に思いましたが、それでもやはり大好きです。 古事記というものはおそらく実際にあった歴史を神話にして纏めたものだろうと思っています。 雲と波がぐちゃぐちゃにという出だしからして太古の世界情勢を示唆したものだと思えますし、イザナギ、イザナミという初めての性別が現れ、協力して神々を生んでゆく事で国を育てる様子は後の和をもって尊しとせよの日本の根幹を成す精神の原点のように思えてなりません。 子供の頃気づかなかったものを今にして色々考えながら読む事ができますので、この本は大人の人にも是非お勧めしたいですね。 勿論子供達にも是非読んで欲しい。 面白いですし、日本人として大切な教訓がたくさん込められていると思います。