化学農薬ではないので、開花時もバンバン使えるのは良いです、イチゴやトマトで散布対象株を分けて五月から、四回で散布を止めた所では新葉にうどんこ病が発生していましたが、15回連続散布した所ではどこにもうどんこ病は発生しませんでした。一度散布された葉にはこれの菌がこびりついて生きているようなので、7~10日ごとに新葉にだけ重点的に散布していくだけで防げると思います。強力な枯草菌のようなので、適当な培地の中で増殖させて、上澄みを採取して使用できるなどの工夫できれば、かなり安上がりになるかも知れません、書かれているバチルスズブチリス菌も散布された所から新葉に増殖して広がっていくだけの餌がないので、増殖が制限されている感じです、ですが予防の意味では植物にも人間にも害がないのでとても贅沢な薬剤です。ウイルス病には全く効果がないようなので、この菌を殺さない殺菌剤や殺虫剤と併用散布する回も挟むと良いのでしょう。

2018年度はトマト、イチゴでこれを葉裏までよく散布するとうどんこ病が発生しませんでした、但し新葉展開時にどんどん散布しないといけません、４回で止めたりすると、新葉うどんこ病が出ます。作物にBT菌のエサになるものが付いているわけではないので、新葉にまで増殖していかないのだと思います。もし散布漏れで発生してもカリグリーンを葉裏までよく散布すると消滅します。ボトキラー水和剤はカリグリーンとの併用もOKになっているので、うちでは多発しそうな時期には予防と治療のため混合で散布するようにしました。同時期に多発するサビ病にもカリグリーンがよく効くのでボトキラー水和剤はカリグリーンと併用する方が楽かもしれません。ボトキラー水和剤を予防に使わず、うどんこ病やサビ病が発生したらカリグリーンでやっつける方法も考えましたが、どちらも病気も数日で蔓延してしまうので、見つけてから２、３日間集中散布というのも結構大変です。 ボトキラー水和剤を散布する所しない所、４回だけ散布する、で圃場を分けて試験してみたら、散布したと所は発生ゼロ、散布しない所は蔓延、４回だけ散布の所は散布後に展開した新葉にうどんこ病が出ましたので予防効果は絶大です。（展着剤を加えて葉の裏までよく散布）化学農薬を散布するとボトキラーのBT菌が死滅してしまう問題が説明されているので、開花時期からランナー採りの期間まで使って、前後の期間は他の化学農薬を使うとか切り替えが必要かもしれません、炭疽病とか萎黄病、輪斑病には効果がないように思われます、トマトにも同時に使ってうどんこ病の発生はゼロです。２０１９年度のイチゴはボトキラーと殺虫剤だけ混合で使っていたらサビ病が４日間で親株子株を含め７割位に広がって急いでカリグリーンを週に５回散布したらほぼ消え、葉が内側に丸まる変形や茶色のサビも消えて良い苗が取れました。

簡単に使えるので重宝しています。効いているかはあなた次第の気持ちの問題。

ハッキリ言って効いているのかわからないけど毎シーズン使っています。