薬剤師御用達「日経DI」にて「相関図で分かる！漢方の基本」が連載開始となりました。 連載1回目にて “ 保険適用で医科向けの漢方薬は全部で148処方あり、OTC薬にまで広げると約300処方になります。300と聞くと、二の足を踏んでしまいがちですよね。しかし、ご安心ください。能率のよい漢方薬の習得法があります。それは、31個の基本作用と基本方剤を覚え、基本方剤の派生としてその他の漢方薬を位置付けて、相関図の形で漢方薬の全貌を把握するというやり方です。 基本方剤とは、構成生薬がとても少なく、なおかつ、作用がシンプルな方剤です。31種の基本方剤の効能と構成生薬を暗記してもらえれば、その他の漢方薬も捉えやすくなります。 このような考えで私が執筆したのが、書籍「漢方処方解読マニュアル」です。この本を一冊マスターすれば、少なくとも日本で流通している300処方の漢方薬は、難しいものではなくなります。どの漢方製剤もその核に基本方剤が隠れているからです。” 読んだ瞬間、この本を購入しようと思いましたが 「ご注文できない商品」。 入荷お知らせメールを登録すること数日、ようやく手に入りました！ 基本方剤に入る前に用語解説があるのですが、これが結構濃い！ もともと漢方を勉強なさっている先生方はご存知のことかもしれないのですが、まだまだ私にとっては読めない漢字や知らない用語・概念が多く、読み応えがあります。 エッセンスをギュギュッと詰め込んだ感じの本なので、思っていたよりも薄い本でしたが中身が濃いです。 用語と概念がしっかり理解できないと、基本方剤のパートもサラサラ流れていってしまうかなと思いました。 これを足がかりにしばらく勉強してみようと思います。 読了してないので、期待も込めて星5つです。