『ただそこにいただけで』を何度も読み直して涙しました。 動物、小動物がそのような感情や知性があるのかというのは当然ですがわかりません。 ですが自身の体験でも「なんでそこまでしてくれるの？」と動物に対して感じる時があります。 偶然で片づけるには不自然なほどに。 こちらの作品は全編に弱さとやさしさがちりばめられています。 押し付けるだけのやさしさではなく、受け止めることのできるやさしさを自分も持ちたいと考えさせられます。

たまたまLINEの記事で知りました。私はXのアカウントをとっていないので、著者のことを全く存じ上げませんが、気持ちがわかる、共感できる、まるで自分のことのように思える箇所がたくさんあり、手離せない本となりました。 メンタルが弱いとこの世の中で生きていたらいけないのかな、必要とされていないのかな、と何度思ったか、もう覚えきれていません。でも、あなたのそばにいてくれる人もそんな薄氷のようなハートで向き合っていてくれて、みんなギリギリで生きているのかもしれないよ、と少しだけ優しさをもらえる大切な愛しい作品集です。

全ての話が今まで生きて来た人生の何処かに当てはまる内容で、泣きながら読み。 読み終えた後は「何処かで誰かは私を考えていてくれるんだ」とホッとする感情が湧きました。 少し力を抜いて生きる事はとても大切なんだ。と改めて考えさせられました。