9月10日朝に届いて、一気に読みました。総じてもはや、投資で稼ぐ時代は終わりつつあると思います。エブリシングバブルの終焉です。森永さんは、1970年以降の金ドル本位制からの脱却が、カジノ資本主義 上品に言えば金融資本主義ですが、産業資本主義が、耐久消費財の普及のピークを迎え、限界に陥り、必然的に紙幣増刷による景気刺激策を国家が取らざるを得なくなった点の理論的解明はほとんどされていません。単にバブルは崩壊するの繰り返しでは物足りないです。トカイナカでの生活が今後の生活というのも、ちょっとどうでしょうか。残念ながら未来論が弱いですし、発展段階論がありませんから次どういう時代になるかのヒントもありません。日本の99％の経済学者や、歴史学者、評論家が、持っている弱点と思いますが、理論的な発展段階論が無いから次の時代がどうなるかを誰も語ろうとしません。資本主義が終わると言っても理論が弱いからあまり必然性を感じないところです。そういう弱点を持っていると思いますが、庶民が、金融素人が、国や、金融村 バックに米国のグローバリストのパワハラ 金融村の毒に騙されて破産者にならないように必死に止めようとする点は尊敬さえするところです。インフレ下で、給与も上がらず、金利も上がれば、住宅ローンの支払いも増えるし、今後どうしようかと必死に考えている人たちにとっても、必ず読むべき本の一つでしょう。自分で多様な視点で考えましょう。