良品とのことでしたが、古すぎて字が小さく真ん中のページが外れてしまいました。

商品の状態「可」:マーカーや書き込みがある場合もあるが読むには支障なし とのことで約460円で購入したら本のカバーなしで昭和50年代発行の結構焼けのある状態のものが届きました。 サムネイルにカバーがついてあったのでカバーはあるものと思っていたのでなんだかショックを受けました…。次から「可」はカバーなしの可能性もあることを考慮してお買い物をしようと反省しました。

これもフィクションではありますが、映画ではハッキリと表現されていない、軍隊組織や登場人物の実像がよく分かります。

某映画は未鑑賞だがその原作となった本。 序盤は雪中行軍の訓練の決定と、命令を下された各司令官がその日に至るまで抱き続けた葛藤を描いている。 弘前歩兵第31連隊38名の行軍成功におよそ全体の半ページを割き、後半に多くの死者を出してしまった青森歩兵第5連隊のことが書かれている。 正直、後者に関するストーリーをもっと読めると期待していたのでそこは少し残念だった。 ラストは捜索隊と事後処理について少しだけ。 これだけの大惨事を意外に淡々と、サラッと書いているところがある意味で、より恐怖を覚えた。 八甲田山雪中行軍遭難事件に関する書籍は多々あるが、この一冊から入ると間違いないだろう。