公開当時この映画を観ていますが、もう一度観てみたくなり購入しました。 絵は古典的な雰囲気の中に上手く現代ｱﾚﾝｼﾞがされていて、私はいい絵だと思います。 光源氏がﾋﾟｱｽのような耳飾りをしているのも、周りとは違う人物と言う意味で、良いｱｸｾﾝﾄになっていると思います。 最近のｱﾆﾒやｹﾞｰﾑに出てくる歴史上の人物は、みんな外国人のような美形ｷｬﾗや萌え系が多いですが、 どれも有り得ないほどかけ離れ過ぎていて、私はあまり好きではありません。 若い人たちにはその方がｳｹがいいのでしょうけど、私は逆に引いてしまいます。 この映画では、美しい光源氏を中心に平安貴族の雅な世界を上手く表現出来ていると思います。 人物画も日本的な趣を主体に作画がされており、劇中の効果音も少ないので、それがかえってこの物語の絵や内容に良い影響を与えていると思います。 声優として起用されている風間杜夫さんと大原麗子さんの共演も素敵です。