中身はそれこそラーメン寿司カレー焼肉定食！！みたいな感じ。どこに何が書いてあったか一回読んだだけでは覚えきれないくらい。ボリューミーでリアルで、何回でも読みたくなります。 noteのまとめ本っていい企画だなと思います。テーマに沿って書いたものと違って、ビュッフェみたいになるから。 とある雑誌で近頃の経営者は哲学を学んでいるという特集を読みましたが、通り一遍のビジネス書は読み飽きていた私自身、本書で奥田さんの哲学的思考＋数学的思考みたいなのを垣間見ることができ、歴史上の人物の例えとあったりで、こうやって生きていけばいいんじゃんって、分かりやすい！有難う奥田さん！って、晴れやかな気持ちになるフレーズが多々ありました。読まないとわからないので是非。 賞レースの部分の描写では厳しい演芸の世界での戦略性も読むことができます。 一緒に上京してきた彼女と「解散」したことについての話をちょっと、と言うかめっちゃ期待していたので、その辺りも文字で読みたかった。 時代が風の時代に入り、何歳だからどうとかに縛られずに、自由に生きて(覚悟を伴い)、好きなことに注力し、だからこそ、この時代にブレイクしたコンビなんだなぁって勝手に納得いたしました。 太田マリコさんの表紙イラストが素敵です。どこか自由で逞しく、生きてるのが楽しいんだっていう感じと、自由に伴う覚悟の出ているカバー絵で、引き込まれて即買いしたくなりました！