インターネット等の普及で情報量は膨大に、アクセスは簡単になったいま、「情報武装」した顧客が増えている。こうした状況では、従来のマーケティング理論はもはや通用しないのではないか、というのが著者の見解。そこで、登場するのが「アドボカシー・マーケティング」。顧客との「よい関係で満足することなく、顧客を支援しなさいということだ。 「優良な顧客」をつくるのではなく、自社が顧客にとって「優良な企業」になるようにせよということだ。経営理念から根本的に変えないとこれからは生き残れないのではないかと感じた。