あまりに素晴らしすぎる。10代から50代半ばまで抱いてきた疑問が全て氷解した。とにかく「人が善き未来をつくれる」ことを確信させてくれる。著者と各国で訳出されている関係者の方々へは感謝しきれません。 とても全体像のレビューはできそうにないので是非読んでいただくとして、特に個人的に響いた２点をシェアさせていただきます。表現の単純さはご容赦ください。 【戦争はなぜ無くならない？】 （今までの自分の答え）平和よりも優先したい「己の利益や理想」を持っている人が多いから。 （本書を読んで）戦争をやりたくない人が大多数。それを、戦争を厭わない少数の人が「あの手この手」で戦争に巻き込んでいる。その最強ツールが「人間は元来,罪深い」という考え方。 【共感ではなく、思いやり】 下巻エピローグの一節そのままです。今まで共感と思いやりの違いなど考えたことも無かったので、目からウロコでした。 善き未来をつくる一員として、自分にも周りの人にも優しく生きていきます！