ロシアの冷静後の「外交・安全保障」と「国の地政学」について書かれた本です。 ロシアの他国に対する「疑心暗鬼」の「外交・交安全保障」と地政学から、ロシアを分析し、その行動を書いている本になっていますね。 ロシアについて、学びたい人は、この本から、入って良く読むとよいと思いますね。 ただ、プーチン政権が「クリミア併合」したことは、ロシアが「アメリカなどの経済制裁」を招くことにより、国内の「経済の停滞」や「年金カット」に結び付き、ロシアの国力の停滞につながっています。 また、他国からの信頼やイメージの低下は、避けられず、プーチン大統領の「独裁力や軍事力」をもってしても、国力の低下は、免れません。 最近では、「ロシアの若者」からは、もっと、「内政の重要性」や「西側との緊張緩和や政治の民主化」が求める声が大きくなっているので、それが、これからの「プーチン政権の課題」になってくるでしょう。 よく、「プーチン政権の短期的な外交安全保障が、有能だ！」という評価があがっていますが、実際は、「経済制裁を受けて、他国からの信頼やイメージを下げていること」を考えれば、これから、「外交・安全保障」も、変化する必要性に迫られると思います。 また、アメリカや日本などの旧西側諸国も、「ロシアが資本主義や民主主義の両立で、苦悩していること」を考えれば、ロシアが「軍縮と内政重視」に、「外交・安全保障」を切り替えさせるように、ロシア国内の「内政重視派」との「協調」が大事だと思われますね。