日本にもこんな歌手がいたことを嬉しく思いました。
もっと早く知りたかったと悔しい思いも湧きました。
「演歌歌手島津亜矢」演歌封印のコンサートとの触れ込みでしたが、これはまさしく「singer AyaShimazu 」のコンサートでした。

洋楽、ポップスを上手に歌う演歌歌手はたくさんいます。
でも、上手に歌うことに一生懸命なのが伝わってきて、素人の私はその曲の世界に浸りきれません。
よく「歌は心で歌うもの」と聞きますが、島津亜矢にはそれ以上の何かを感じました。
何だろう？と思い歌唱力のある歌手（特に演歌）の方々をYou Tubeで聴き続けました。

そこで私が感じたのは、島津亜矢の歌には、言葉に「命」が宿ってる。
だから生きてる私の心が揺さぶられるんだと気づきました。
ゆるぎない歌唱力があるからこそ、上手に歌うことに囚われることなくその歌の世界に命を吹き込み心を込めて歌うことができるんだろうと思いました。

「上京するときに飛行機の中から富士山をみました、絶対に日本一の歌手になるまで私は熊本には帰らん」と決意したその時の心境と観客への感謝の言葉を、涙涙で言葉に詰まり鼻をすすりながら語る亜矢さん。
最近コンサートで生亜矢さんを聴いて感動し、彼女の人間性にも温かい気持ちにさせられました。
その時に感じた温かい人間性がジャケットの中の作り物でない笑顔にも顕れてる気がします。
冊子の中の亜矢さんも自然体でとても楽しそうで素敵な冊子にできあがってますね。

返す返すも30余年前からの島津亜矢を知らなかった自分が悔しいです。
私の中では島津亜矢は日本一の歌手です。